生青汁のさまざまな情報をご案内します
第15回テーマ「そもそも青汁とは?」
広辞苑第五版に、こう定義されています。
「緑色の生野菜を搾った汁」
即ち、「生」でないと青汁とは言えないと言う事です。それは、青汁の生命線である食物酵素が、加熱によって活性がなくなるためです。
ところで、野菜や果物などの植物は、一つ一つの細胞の中に栄養がたっぷり存在し、それが人間には消化できない食物繊維で出来た細胞壁で閉じ込められています。このため本物の青汁を作る場合、「搾る」事によって、消化できない細胞壁と中身の栄養を完全に分離するのです。これによって栄養の吸収率は飛躍的に向上します。
ところが、「生」で「搾る」事もない「加熱青汁」が世の中では大半を占めています。そうすると、細胞壁に包まれた細胞内の栄養素は、消化吸収されにくくなります。
図では、歯で噛んだ場合の生ほうれん草、大麦若葉の加熱青汁、そして大麦若葉の生青汁について、栄養素(葉緑素)が細胞壁からどれだけ分離されるかを試験したものです。
多くの青汁が大麦若葉に含まれる食物繊維をセールスポイントにしています。しかし青汁を深く研究すると、逆に食物繊維が青汁本来の長所を犠牲にし、ほうれん草などの普通の野菜を普通に食べる場合と大差ない事が分かります。
それに比べて「生」で「搾る」生青汁は群を抜く吸収率で栄養摂取することが可能なのです。
しばしば青汁の宣伝で、加工前の原料植物の栄養成分が強調されています。また製品のセールスポイントにしている栄養素が、青汁の原料植物からではなく、食品添加物で加えられている青汁がたくさんあります。ご存知ですか?
例えば、ビタミンC(Vc)、食物繊維、カルシウム(Ca)、葉酸をセールスポイントにしている 商品Z。原材料表示を注意深く見て下さい。これらの栄養素が、製品の原材料表示に表記されています。
これは原料植物とは別に、食品添加物の栄養素が追加されている事を示します。
名称 | 大麦若葉加工食品 |
---|---|
原材料 | 還元麦芽糖飴、難消化性デキストリン、大麦若葉粉末、ゴーヤ粉末、ケール粉末 |
食品添加物 | ビタミンC、ナイアシン、 パントテン酸Ca、甘味料(アスパルテーム:L・フェニルアラニン化合物)、 ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB1、葉酸、ビタミンB12 |
ご存知の通りVcは熱に弱いため、加熱工程終了後に改めて食品添加物のVcが加えられているのです。
Caとしては食品添加物のパントテン酸Caが、食物繊維としてはトウモロコシから作られる難消化性デキストリンが加えられています。
あたかも原料植物に含まれる栄養素が、そのまま製品の栄養素のような誤解を招く広告が一般化しているのです。
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