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ダイエットのターゲットは脂肪。そう思っていらっしゃいませんか。でも最近は脂太り以外にむくみ太りみのおかげで、思いっきりオシャレができないと感じておられる貴女。
ちょっとここで、むくみのお勉強をしてみませんか。

※太った方の多くが、脂太りと水太りの混在型です。

• 夕方、靴がはきにくい。
• 靴下や下着の跡が残る。
• 靴を長く履いていると、　足が臭くなる。
• 足先が冷える。
• 下半身の方が太い。
• 朝まぶたや手が腫れる。
• 二重あご。
• 二の腕が太い。
• ほほが垂れている。
• 下腹が太い。（三段腹）
• お尻バストが垂れ気味。
• 舌の外周に歯形がある。
• 指輪がきつくなった。
• 生理時、体重が増える。
• 体重の変動が激しい。
• お酒を飲むと、翌朝顔が　むくむ。
• 外食すると、急に体重が　増える。
• セルライト（いびつな肉　の凹凸）がお尻やももに　ある。
• 正座しづらい。

むくみの原因についてご説明しましょう。
むくみは、次のような内臓機能や血液の不調によって排泄できなかった食塩水が、細胞と細胞の間にあふれてしまう現象です。

腎臓　　：尿の生成低下。

心臓　　：腎臓やその他全身への血液循環機能の低下。

肝臓　　：むくみを減らす蛋白質アルブミンの生成低下。

脳下垂体：抗利尿ホルモン生成の異常。

血液　　：ドロドロ血液による酸素運搬機能の低下。

むくみの原料はそもそも水です。まずは原料を必要以上に入れないことです。水を飲めば飲むほど健康になるというのは、多湿の日本では決して正しくありません。
水はのどが渇いて、体が求めたら飲むのが理想です。
お酒は控えめに特にビールは大敵

静脈血とリンパ液の流れをよくしないと、むくみの水分や老廃物は流れません。体が冷えると体のどんな機能も低下します。
×氷、アイスクリーム、冷たい水分、ビール、ロック
△常温の飲み物、焼酎のお湯割りやお燗をつけた日本酒
○温かいお茶（夏でも）
○体を温める食材
しょうが　唐辛子　柚胡椒　胡椒
にんにく　にら　ねぎ

水は口から入りますが、その半分以上は尿として出て行きます。健康的に腎臓で不要な水分を尿にするためには、ナトリウムだけでなく、その他の良質のミネラルが必要となります。その最大の邪魔をするのがナトリウムしか入っていない精製塩。ナトリウムだけでは細胞の中の必要な水が細胞外に漏れていき、むくんでいきます。現代は残念ながら精製塩が大量に使われています。よほど注意しないとむくみを避けることはできません。
ナトリウムを中和してくれるのがカリウムです。天然の多くのミネラルを海や山の幸から摂る必要があります。

精製塩ばかりの塩味食品
ラーメン・チャンポン
うどん・そば、漬け物
コーヒー
カフェインはカリウム
を排出する。

海のミネラル
自然海塩、海藻、貝類
山のミネラル
ウリ科の食材
キュウリ、ゴーヤ、冬瓜
ズッキーニ
スイカ（自然海塩を少量足す）
青汁

肝臓で合成されるアルブミンというタンパク質も、カリウム同様にむくみの水分や老廃物を血管に運び込んでくれます。そのようなタンパク質が多く含まれるのが豆類。
動物性タンパク源の肉の方が豆類よりも約１．５倍多く含んでいますが、悪玉コレステロールを増やし、血液をドロドロにしてしまう点がネックです。
肉類全般
大豆食品、黒大豆、小豆、枝豆

人間とて動物と同じように、基本的には動物的な感覚に従って行動するようにできています。眠くなったら睡眠を、空腹時には食べ物を、のどが渇いたら水を求めるようになっています。しかし現代人はあまりにも大脳で物事を判断するようになり、過食社会に陥っています。理想的には朝食と夕食は軽めに、あるいは抜いたりする方が、体調はよくなります。その分余分な水分や老廃物も生まれにくくなります。

どんな食材がいいか悪いかを言い出したらきりがありません。最も簡単で間違いのない栄養学はただひとこと。

『昔の庶民の日本食』
これで決まりです。

ご飯、味噌汁、野菜、魚介類。『おふくろの味』
でいいんじゃないでしょうか。